アメリカ商工会議所マカオ会頭、Chrales M.Choy氏夫妻が来日。
日本の公営ギャンブルに対してマカオからのインバウンドの可能性、さらに今後の日本でのカジノ解禁について意見交換を目的に来日された。
- 多摩川競艇場 視察
9月1日:12時
日本の公営ギャンブルをマカオからインバウンドさせるために、蔡氏がマカオ商工会議所会頭として協力できることを検討することを旨とし、多摩川競艇場を視察。競艇の仕組みや収益と経費の構造、運営管理、競技管理、安全管理などについて、場内の様々な施設を視察した。
蔡氏は、この多摩川競艇場での視察を通じて、公営ギャンブルとその運営構造について非常に興味を持ち、マカオをはじめとした海外からの利用者促進の可能性を感じられた様子であった。
また、日本でのカジノ解禁後にカジノ事業が成り立つための基盤を、どこに求めるべきかを理解するために重要な情報を得ることができた。
- 四季亭(小平市)にて昼食会談
同日:14時
多摩川競艇場視察の後、料亭「四季亭」にて昼食兼ねて、意見交換を行った。
笹川氏は、MGMチャイナの特別顧問を務めている蔡氏の周囲にいるカジノ企業のトップらが、日本のカジノ関連の報道に並々ならぬ関心を寄せながら、進出の可能性を探っていることに注目する。
また、笹川氏からは日本でのカジノ関連法案の動向について、戦後公営ギャンブルの「競艇」を創設した笹川良一の想いを交えながら、日本での公営カジノの在り方を説明する。
会談の結果、両国の懸け橋となる民間交流ができる環境を整える如く、当面日本の公営カジノについて情報交換を行う「IR特別委員会」を一般社団法人笹川経済支援機構内に立ち上げることで合意する。
最後に、蔡氏より本年12月、自らが会頭を務める在マカオアメリカ商工会議所主催、アニュアルボールに笹川氏を招待し、カジノ企業のトップとのネットワーキングを行いたいと有難いご提案を受ける。